2018年12月13日
香川県のペット事情
このブログを開設してから5年が経つそうです。
5年の間に、1,000件あまりの記事をアップしてきました。
記事の数だけ、いえ、それ以上の数の飼い犬飼い猫が迷子になりました。
すぐにお迎えが来た子もいますし、ずっと待ち続けても飼い主が現れなかった子もいます。
収容された犬猫には、フレンドリーな子も、おびえている子もいます。
しかし冷たいステンレスの檻で数日を過ごすうち、自分の運命を悟ります。
「そんなのは見る側の人間の思い込みだ」と思いますか?
管理所へ行って、収容された犬猫たちの深く絶望した目を見てください。
幼い猫は生き延びたいと、全身を振り絞ったような声で鳴きつづけています。
一度人間を信頼した犬や猫ほど、殺されると気づいた絶望は深いと思いませんか。
いなくなったペットが絶望の中で死んだと知った飼い主は、後悔してもしきれないでしょう。
そんな思いをする飼い主や犬猫を少しでも減らしたくて、私はこのブログを続けています。
さて、先日、平成30年度「香川県県政世論調査」の結果が公表されました。
「動物の愛護と管理について」もテーマのひとつになっていました。
"香川県のペット事情"と呼んでいい実態が現れていたのでご紹介します。
ペットを飼っている人は、香川県民の35.7%。
ペットをペットショップやブリーダーから購入した人は41.5%。
知人から譲り受けた人は40.1%。拾った人は26.3%。(複数回答)
猫を屋内だけで飼っている人は61.0%。
屋内と屋外を行き来させて飼っている人は28.6%。
屋外だけで飼っている人は8%。
飼い犬に迷子札やマイクロチップなどの連絡先をつけている人は20.6%。
つけていない人は71.2%。
飼い猫に迷子札やマイクロチップなどの連絡先をつけている人は11.7%。
つけていない人は75.6%。
飼い犬に不妊・去勢手術をしている人は53.7%。
飼い犬に不妊・去勢手術をしていない人は42.8%。
飼い猫に不妊・去勢手術をしている人は87.8%。
飼い猫に不妊・去勢手術をしていない人は9.9%。
これらの結果から、状況が見えてきませんか?
迷子で保護される犬のパターンは、
「首輪がすっぽ抜けて、逃げ出してしまった」
「室内だけで飼っているので、首輪はつける必要がない」
「うちの子は迷子にならない。迷子札はつける必要がない」
「もう飼えないから、連絡先をつけずに棄てていく」
迷子で保護される猫のパターンは、
「猫は外で遊ぶのが当たり前。ある日帰って来なくなった」
「室内だけで飼っているので、首輪はつける必要がない」
「うちの子は迷子にならない。迷子札はつける必要がない」
「迷子かな? 捕まえて警察に届けるのは良いこと」
「飼い猫と知っているが、庭に糞をして迷惑だから保健所へ連れて行く」
なによりやりきれないのは、飼い主が警察や保健所に問い合わせをしないことです。
すぐに帰ってくると思っているのか。
帰って来なくてもいいと思っているのか。
その間にも、命の期限は切れ、殺処分機は動き続けています。
私たちボランティアは、何度も何度も伝えてきたつもりだけど、まだ知らない人が多い。
絶望の中で命を終える迷い犬迷い猫がいなくなるまで、この活動を続けます。

5年の間に、1,000件あまりの記事をアップしてきました。
記事の数だけ、いえ、それ以上の数の飼い犬飼い猫が迷子になりました。
すぐにお迎えが来た子もいますし、ずっと待ち続けても飼い主が現れなかった子もいます。
収容された犬猫には、フレンドリーな子も、おびえている子もいます。
しかし冷たいステンレスの檻で数日を過ごすうち、自分の運命を悟ります。
「そんなのは見る側の人間の思い込みだ」と思いますか?
管理所へ行って、収容された犬猫たちの深く絶望した目を見てください。
幼い猫は生き延びたいと、全身を振り絞ったような声で鳴きつづけています。
一度人間を信頼した犬や猫ほど、殺されると気づいた絶望は深いと思いませんか。
いなくなったペットが絶望の中で死んだと知った飼い主は、後悔してもしきれないでしょう。
そんな思いをする飼い主や犬猫を少しでも減らしたくて、私はこのブログを続けています。
さて、先日、平成30年度「香川県県政世論調査」の結果が公表されました。
「動物の愛護と管理について」もテーマのひとつになっていました。
"香川県のペット事情"と呼んでいい実態が現れていたのでご紹介します。


知人から譲り受けた人は40.1%。拾った人は26.3%。(複数回答)

屋内と屋外を行き来させて飼っている人は28.6%。
屋外だけで飼っている人は8%。

つけていない人は71.2%。

つけていない人は75.6%。

飼い犬に不妊・去勢手術をしていない人は42.8%。

飼い猫に不妊・去勢手術をしていない人は9.9%。
これらの結果から、状況が見えてきませんか?
迷子で保護される犬のパターンは、
「首輪がすっぽ抜けて、逃げ出してしまった」
「室内だけで飼っているので、首輪はつける必要がない」
「うちの子は迷子にならない。迷子札はつける必要がない」
「もう飼えないから、連絡先をつけずに棄てていく」
迷子で保護される猫のパターンは、
「猫は外で遊ぶのが当たり前。ある日帰って来なくなった」
「室内だけで飼っているので、首輪はつける必要がない」
「うちの子は迷子にならない。迷子札はつける必要がない」
「迷子かな? 捕まえて警察に届けるのは良いこと」
「飼い猫と知っているが、庭に糞をして迷惑だから保健所へ連れて行く」
なによりやりきれないのは、飼い主が警察や保健所に問い合わせをしないことです。
すぐに帰ってくると思っているのか。
帰って来なくてもいいと思っているのか。
その間にも、命の期限は切れ、殺処分機は動き続けています。
私たちボランティアは、何度も何度も伝えてきたつもりだけど、まだ知らない人が多い。
絶望の中で命を終える迷い犬迷い猫がいなくなるまで、この活動を続けます。

Posted by nekoneko at 09:22│Comments(0)